デスクワークで首・肩がつらくなる原因とは?【札幌市西区琴似/柔道整復師が解説】

こんにちは!
じんぼ札幌市西区の琴似じんぼ整体院、院長の神保です。
こんなお悩みはありませんか?
・デスクワークをしていると、夕方には首や肩がガチガチになる
・マッサージに行ってもすぐに元に戻ってしまう
・パソコン作業が長いと頭痛まで出てくる
・ストレッチをしても一時的にしか楽にならない
デスクワーク中心の方にとって、首・肩のつらさは「仕方ないもの」と諦めていませんか?実際、多くの方が「姿勢が悪いから」「運動不足だから」と考えていらっしゃいます。
たしかに姿勢や運動不足も要因のひとつです。しかし、首や肩の筋肉が硬くなっているのは「結果」であり、もっと根本的な原因が隠れていることが少なくありません。
この記事では、デスクワークで首・肩がつらくなる本当の理由と、なぜマッサージだけでは「戻り」が起きてしまうのかをお伝えします。
この記事でわかること:首・肩こりの原因は首や肩だけにあるわけではありません。呼吸の浅さ、内臓の疲労、全身のつながりを理解することで、つらさの根本が見えてきます。
首・肩の筋肉が硬くなるのは「防御反応」の結果


デスクワークで首や肩がつらくなると、多くの方が「筋肉が硬いのが原因」と考えます。しかし、筋肉が硬くなっているのは原因ではなく、身体が出している「結果」なのです。
私たちの身体には、神経やファシア(筋膜)を通じて全身がつながるシステムがあります。どこかに負担や不調があると、脳は防御命令を出して関連する筋肉を緊張させます。
ファシアとは:筋肉・臓器・神経などを包み込む結合組織のこと。コラーゲンやエラスチンで構成され、全身をネットワークのようにつないでいます。
つまり、首や肩の筋肉をほぐしても、防御命令を出している「本当の原因」が残っていれば、また同じように硬くなってしまうのです。これが「マッサージを受けても戻る」という現象の正体です。
首・肩が硬いのは「悪い」のではなく、身体が何かを守ろうとしている「サイン」です。
呼吸が浅いと首・肩に負担がかかる理由


デスクワーク中、無意識に呼吸が浅くなっていることに気づいていますか?パソコンに集中しているとき、私たちは前かがみの姿勢になりやすく、横隔膜がうまく使えなくなります。
横隔膜は腰椎・肋骨・内臓とつながり、胸腔・腹腔・骨盤腔の圧を調整する「圧制御装置」のような役割を持っています。この横隔膜が正常に働かないと、呼吸を補助するために首の筋肉が過剰に働きはじめます。
具体的には、胸鎖乳突筋や斜角筋といった首周りの筋肉が本来の役割以上に使われることになります。これらの筋肉は本来、呼吸のメインではありません。補助的に働く筋肉が常にフル稼働すれば、疲労して硬くなるのは当然のことです。
呼吸が浅い状態が続くと、首・肩だけでなく全身の循環が滞り、だるさや疲労感にもつながります。



「肩こりがひどい」という方の多くは、呼吸のチェックをすると驚くほど浅いことがあります。横隔膜がうまく動いていないと、首が頑張りすぎてしまうんですね。
内臓の疲労が首・肩こりを引き起こすメカニズム


意外に思われるかもしれませんが、首・肩こりの背景には内臓の疲労が関わっていることが多いのです。特に、食べ過ぎや飲み過ぎによる消化器への負担は、首の硬さに直結します。
消化器が疲労すると、迷走神経を介して脳に情報が伝わり、脳圧や硬膜に影響を与えます。硬膜は脳から脊髄を包んでいる膜で、首の動きと深く関わっています。この硬膜が硬くなると、首の筋肉も連動して固まりやすくなるのです。
また、前面(内臓側)が縮むと、後面(背中や首)は引っ張られる力に対抗しようとして緊張します。これを「遠心性収縮」と呼びますが、この状態が続くと首や背中がいつも張っているような感覚になります。
首はほぼ例外なく「結果」です。内臓(特に肝臓・心臓周り)の緊張から来ていることが多いのが実際のところです。
デスクワークの方は、座りっぱなしで内臓の動きも停滞しやすい環境にあります。さらに、ランチで糖質中心の食事をとったり、仕事終わりにアルコールを飲む習慣があったりすると、消化器への負担が蓄積していきます。
同じように、デスクワークによる腰痛も内臓の疲労が関係していることがあります。首も腰も、原因は「そこ」だけではないのです。
なぜマッサージだけでは「戻り」が起きるのか


「マッサージを受けた直後は楽になるけど、翌日には元に戻っている」という経験はありませんか?これには明確な理由があります。
首や肩の筋肉をほぐすことは、その瞬間の緊張を緩める効果があります。しかし、筋肉を硬くしている「命令」を出している場所が別にあれば、身体は再び同じ防御反応を起こします。
当院では、首や肩だけでなく、呼吸・内臓・脊椎・ファシアのつながりを含めて全身を評価しています。「なぜこの筋肉が硬くなっているのか」というループを見つけて、そこから断つことが重要だと考えているからです。
施術の「戻り」が早い場合、それは手技が足りていないか、アプローチのピントがずれている可能性があります。
これは痛み止めや湿布で腰痛が良くならないケースと同じ構造です。表面的な対処では、根本のループが解消されないのです。
デスクワーク中にできる首・肩への負担を減らす工夫


根本的な原因へのアプローチは専門家に任せるとして、日常の中でできる工夫もあります。完璧を目指す必要はありません。少しずつ取り入れてみてください。
まず意識したいのは「呼吸」です。1時間に1回でも、意識的に深い呼吸をする時間を作ってみましょう。息を吐くときにお腹がへこみ、吸うときにお腹が膨らむ腹式呼吸を心がけると、横隔膜が動きやすくなります。
次に、食事の内容も見直してみてください。糖質に偏った食事やアルコールの摂りすぎは、消化器に負担をかけ、結果的に首・肩のこりにつながります。水分をこまめに摂ることも、ファシアの柔軟性を保つために大切です。



ストレッチも悪くはないのですが、「硬いところを伸ばす」だけでは根本解決になりません。なぜ硬くなっているかを理解したうえで、身体全体を整えていくことが大切です。
日常でできることは「呼吸を深くする」「消化器への負担を減らす」「水分をしっかり摂る」の3つです。
参考文献
Bordoni B, Zanier E. Anatomic connections of the diaphragm: influence of respiration on the body system. J Multidiscip Healthc. 2013;6:281-291.
Langevin HM. Connective tissue: a body-wide signaling network? Med Hypotheses. 2006;66(6):1074-1077.
Stecco C, et al. The fascial system. Int J Ther Massage Bodywork. 2018;11(3):11-15.
札幌市西区で首・肩こりにお悩みの方へ


当院では
- 柔道整復師の国家資格
- 整形外科・接骨院・慢性腰痛専門院での臨床経験
- 首・肩だけでなく、全身のバランスと働きを評価する視点
をもとに
「なぜこの首・肩こりが続いているのか」
「どこを整えると楽になりやすいのか」
を分かりやすくご説明しながら施術を行っています。
「どこへ行っても良くならなかった」
「原因が分からず不安だった」
そんな方こそ、一度”首・肩だけを見ない視点”で体をチェックしてみてください。
札幌市西区で、首・肩こりにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。



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